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第1章  天津御子、69代彦の死を悲しみ心朦朧
     うえつふみ みそぢむゆのつつり     
 ここにあまつみこのみこと なをりのみヤしろにかエりた
まイて みおやのみことのとこよにめさせたまエるまが
たまのみかかむりとたかたまとをおおゆかにしづめまつり あさな
ゆウな しばしもさかりたまわずて いつきまつりて
 あしたのみけ ゆウべのみけもすさびまさず みなげ
きやまずておぼぼにまします かれ おもイかねのみこと あめ
のこヤね みこと あめのふとたまのみこと くさくさ々のなごしごとを
のりほしたまイき かれ あまつみこのみこと あヤ
かうヤかのみころもあかりまさねど いまハしは
つのつごもれるひに とくひなめもかかめえ
で いくひかにふるらじ しぬびなみだにたもとひじにき
 こハあるべくならじ とウて おもあけます
 とこにたがイませで はららハなきあかさりま
すと まつらばにことあげまをす