白文 【第36綴】解読文へ          第36綴目次へ      検索へ         

第13章  73代彦狭野誕生
 つぎにみきさき たまよりひめのみこと みはらみたまイて 
おおつちおつちにとりなし かむさエにちあきゆあき
ますからに おおきたのくろのおはまにうぶむろをみたて
て みこしにりにうみまつらにとするときに あさひ
のくもさかりて これのはらをみてらしたまイき
 こをみなにおわしまつりて ひたかさぬのみこ
ととまをす こハひつぎのみこにますからに おお
みなハひたかひこなぎさたけうがヤふきあエず ななそぢみつ
よひこのみこと また のちにあきつねのくににおおみヤはしらふ
としきたてて あめのしたをしろしめしたまウから
のみなハ あめにぎしくににぎしあまつひたかひこな
ぎさたけかむやまといわれびこほほ々でみのみこととまをす つぎ
にみけぬにりぬのみこと こハみめ みやたてひめのみこ
とのみはらにあれまするみこなり つきにくしかきひめの
みこと こもおなしみはらのみこなり これのみこハ
ふとたまあしからのみことのきたしにならせたまイき あわ
せてひこみこよはしら ひめみこふたはしらなり