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第14章  神意に因り結婚は沙汰止みに
 ここに あまつみこのみこと やもものかむたち とも
にうべなイたまイて ここに いなイのみことを わに
すがむことなさして それのそばねのかみのみなハ
 おおいかつちやきだのみこと みほきもゆらひこのみこと ひわしきしゆイの
みこと これのみはしらのかみ そばだてになして やそ
のかむだのかみをはなちて みこしヤにめさして はや
ひのやまにいたりますに そのやま うどみなるこエ 
いかつちなす かれ まそゑのかみ かむたのかみたて み
こしをもたげて すすみますに やまゆすこらして
 なめきをたぶし いわををころばし おおつちさけて 
ないなす しりむけば ないやむ かれ みこしを
おおみヤにかエしたまイき ここに あまつみこのみこ
と おみのかみたち ともに ふとまにのうらごとにつかエまつ
りたまウに くにてるおおかみ あまつたかみくらに みあ
れたまイて みかみをうちはぶき おもほでり 
いたけびに たけびて のりたまイつらく あまつ
ひのみたねなるいなイのみことを とつよのえびしにはなち
て みたねをくだすことふさわず かれ ととめぬ と
 のりたまイき