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第16章  珍栄彦とその諸子、国廻の皇軍を支援
 ここにかめのせぶりのおぶねにつりたりて まとま
へにあぐみていとふる かれ あまつみこのみこと そ
れのおきなハなにそも こたゑけらく やつハくにのはせ
だきのかみなり なハうづさかひこのかみとまをす かれ 
あまつみこのみこと いましハうみつちをしれりヤとウ 
しれりとウ やつこハむかゑつるハ あまつみこのみこ
と かしこくもとよちがはらのうつどめでますくにべぞたウとし
 かれ やつにむたりのむすこあり こもつれてかむた
のおさにとウ そがなハにウまろ あかまろ しろまろ 
くろまろ たのまろ さしまろとまをす こハやつにまさりて
うみつちをよくしれるかみなり これにかとりなさ
せてむかつきまつらに とまをす かれ ここにあま
つみこのみこと しゐざをのみつらぎをたまイて しゐざをの
うづひこのみこととウみなをくだして またむたりのむすこ
に そみのこをにウさをひこ つぎのこをあかさをひこ おと
みこを しろさをひこ おとよこを くろさをひこ おといこを た
のさをひこ おとむこを さしさをひこというなをそれにくだ
したまイき ここにあまつみこのみこと なべにみヤ
みこのかみ たかつかみたち おみのかみたち おのもの
うからをひきのせ もろもろ々のちそエものをさわなしのせ
て くにべのかみたちをいづのちわきにちわきた
まイき