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第17章  天津御子は北国に出向
 かれ ななそぢひとよのあまつみこのみことハ うわはるかちを
たまのみこと しながおかたまのみこと なるみせのしたのみこと 
みとしさかをしびつのみこと あかるたまうわくらのみこと やたまはやみの
みこと たなばたまとこのみこと くなどすがのをのみこと ひろほこ
わかくまのみこと きちかみまみのみこと あかるたましらたてひこの
みこと これのかみのめさしふねのかとりに にウさを
ひこのかみ むかつきまつりて はやとをぬかして 
ひうけのうなはらにかけりて こしのくにのにゐかわのとにはた
したまイき かれ くにのはせだきのかみ かきさきひこの
みこと かきさきひめのみこと わらからのみヤをたててみあエま
つる かれ えぞたけるみかつちてながをのみこと ちぢのくたけるく
などあさみづのみこと こしたけるはやびかみなゐのみこと ふたごの
しまたけるたおきあまつたなくものみこと なめにくず さとじ 
とじ すくりたちをめさしたまイて くにのほくら
 くりのほくら さとのほくらをことこと々にとかしたまイ
て くにおしとなし またやまぬしかしか々におものとり
をことづてて ところと々ころにみみづからおみのかみたちもともに
 やまぶくしほぶくしとらしてうすだき みづざれこしとり
 つちとり あきとり いせとり つくこり
 おしこりえなばれはらだかなせとてづてにわたし
て あまつこりのかむこりにつかゑまつり えぞこ
しまして なとりのさまをことこと々にしらせさためて
 また ちぢのくのくろかウのみヤにかゑしたまイき