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第4章  16代彦等
 ここに とうよつよのあまつみこひめのみこと みとしお
わせたまウからに おおきたのみたからやま に おおみヤ
つくりたまイて うつみヤかくりたまイき かれ
 ここに ひたかひこなぎさたけうがヤふきあエずとういつ
よひこのみこと うぶみなハ うすきねひこのみこと きさき たま
よりひめのみことをめさしたまゐき こハ とうふたよの
あまつみこのみむすめ おいろさきたまひめのみことのみこなり
 むかイめ やまつみのめのみこと こハ みほこそがたて
のをのみことのみこなり そばめ たかひめのみことハ かぬ
やまたのべのみことのみこなり とりこゑひめのみこと こハ
おおやわかたけのみことのみこなり ながひめのみこと こハおき
さかるおしまひこのみことのみこなり こざめひめのみこと こハ
 やたまよりたけのみことのみこなり みづおとひめのみこと こ
ハおおつちやエがきのみことのみこなり ふてをひめのみこと 
こハことかちみヤきのみことのみこなり こけひめのみこと こ
ハおくついをきぬしのみことのみこなり みなきむすび
ひめのみこと こははやまひばらぎのみことのみこなり さ
なでひめのみこと こハ くにおしまつひこのみことのみこなり
 しづかさなよりひめのみこと いつつひめのみこと これのふたはし
らハ ささつつるぎねのみことのみこなり よほどよひめの
みこと やちまたたむしのみことのみこなり ここに そばめ
ひめのみことのはらに みやどらせあれませるみこのみ
なハ やそきいりぬひこのみこと つぎに おおしまひめのみこ
と つぎに はなひめのみこと つぎに さよひめのみこと つぎに
 たながたひめのみこと つぎに いざよゐひめのみこと こハ 
みむかゐめ やまつみのめのみことの    みはらに 
あれませるみこにます つぎに しかひめのみこと しか
しか々に つぎに としひめのみこと こハ そばめのみはらに
あれませるみこにます つぎに たらしひめのみこと こ
ハ みきのみことのうみませるみこなり つぎに 
ひこみこのみこと こハ そばめのみはらにあれませる
みこにます つぎに みきさき おいろさきたまひめのみこと 
みはらみたまイて おおつち おつちにとりなし かむ
さエに ちあき ゆあきまします かれ みヤさき
のくにのみヤきのおはまに おおみヤをみたてて みこし
ヤにめさし みにりまして みこうみまさに
 と しきなみまつれど うまれませず かれ うぶ
もりのかみ あめかかすとくしひこのみこと ふとまににうらなさせた
まゑば あまつかみ のりたまわく そとこ さに
ふさはず と のりたまイき かれ うすきのおおの
はま また おおきたのくろのはまを うらゑたまゑば 
そのうら ふさイかなイき かれ うすきのおおのはまに 
うぶむろをみたてて みこしにりに みうましたまゑ
るみこのみなハ うぶとまさきのみこととまをす こハ
 あまつひつぎしろしめします みこにしましま
すゆ おおみなを ひたかひこなぎさたけうがヤふきあ
エず とうむつよひこのみこと つぎに はるひめのみこと こハ 
そばめのみはらにあれませるみこなり つぎに なつ
ひめのみこと つぎに くもねさイくさのみこと つぎに さはしみち
のべのみこと こハ そばめのみはらにあれませるみ
こなり つぎに あきひめのみこと こハ みきさきのうまし
たまゑるみこなり つぎに ふゆひめのみこと つぎに 
うらひめのみこと こハ むかゐめのみはらに あれませる
みこなり つぎに あたちひこのみこと あたちかたしばのを
のみこと こハ そばめのみはらに あれませるみこ
なり