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| 平成28年6月13日 吉森 健 | ||
「春藤倚松大友本」については、 「補論 偽書ウエツフミ 幸松葉枝尺と大友本」をご覧ください。 ウエツフミの作成過程を考える上で「大友本」の内容の分析が必要であることは、 ウエツフミ研究者の間で早くから指摘されていたことである。 田中氏は、「註釈 上紀」刊行のあと、「大友本」のデジタル化に着手しようとした。 その直後に病に倒れ、私がその作業を引き継ぐことになった。 しかし、「大友本」の原本である大分県立図書館本は、出現後の長い年月の間に、 脱落と腐朽が進み、判読可能な部分は限られたものとなっている。 本サイトの「大友本 うえつふみ」で紹介している部分である。 この作業が一段落したころ、本サイトを見た臼杵史談会から「臼杵史談」への寄稿を依頼された。 いつか春藤大友本にとりくまねばと考えていたところでもあり、この機会に読んでみることになった。 臼杵市教育委員会から提供された画像データを、上の「大友本」と照合してみると、春藤大友本は、大分図書館本の完全に正確な写本であることが確かめられた。 そして、宗像本である「解読 上紀」を使って、春藤本全十巻を冒頭から春藤の朱書きの註釈を目安に、対応部分を調べていくと、宗像本の二十七綴りまでではあるが、ほぼ、その構成は宗像本に対応していることが分かった。 田中氏の章分けに従った宗像本との対照表の作成が可能であることが分かったのである。 「論文 春藤倚松大友本で見えてきた偽書ウエツフミの作者」では、この対照表を使った。 今回、臼杵市教育委員会の許可を得て「春藤倚松大友本」の全画像データを、この宗像本との対照表を付して公開する。 |
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