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第１２章　　三韓は降伏
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かれとつよどおぞえすすも
1　  故外津世人恐れて得進まずこを以
みいくさおしみからくにわに
2　  て御軍また追イ及きて三韓の国の王
すたすからしな
3　  主さゐてにき救くウる加羅支那のぐしが
※※
おむどふたりづだいと
4　  使主人よなしむき二人の将を生け捕り
くくといくさきみまつこまわに
5　  の縛捕りて将軍に奉るここに高麗の王
すくだらわにすま
6　  主としうど百済の王主まりとゆり参
きのいまのちひみくにあだ
7　  イ来て祈みまをす今ゆ後に日の御国に暴
※
おやくにもとつおおみくにいつ
8　  かしまつらで祖国の本津大御国と斎きま
くにづだことことうまみくにまき
9　  つりてこれ国の将尽々に美し御国の牧
やまうまかゐうしかゐをびとかれからしな
10　  山の馬飼牛飼の首とならに故加羅支那
おむどわにすふたりたす
11　  のぐしが使主人これの王主二人を助けませ
まをかれゆるやたイ
12　  と申す故赦し遣りたまイて平らぐ
いくさもりかみかエことまを
13　  戦守の上たち返り言申したまイき
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