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第７章　　官軍の戦法
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さきあまつかみいくさならかむこ
1　  先に天津上たちの戦の習エる神訓りの
しどづあげつらとつよまがあ
2　  術伝ての論ゑに外津世の禍らゐの合わし
たたかさまゆづあウほ
3　  戦ゐなさに状ハ譲れよ仰げよ褒めよ
とあたおころい
4　  捕らエよ與エよ押せよ殺せよ活かせ
みなつつみなこのきつつみう
5　  よ皆鼓鳴らしに此宣り聞け鼓打たハ
※
すすかなつつみしりびはたまじるし
6　  進め金鼓ハ退け幡ハ真標とせよ
※
やつはたあだいそおとまじるしまくや
7　  八幡ハ敵の勤し劣るの真標なす幕ハ矢
よはたてやうたいくさすす
8　  除けに張れ楯ハ矢受けに立て軍に進む
どこたゆどたすまがどたみ
9　  人ハ懲ろせ懈む人ハ助け禍人の弛りを見
※※
おみくにどひとたりまがどみたりあ
10　  て為せ御国人一人に禍人三人に当たれ
※
いくさしたたかしばいここときつつみあらど
11　  戦士戦う暫して憩エ此が時鼓て新人
※※
かいくさかぞいそはみくにどひとり
12　  を替エよこハ軍師勤励げ御国人一人も
ころあやうにかたうすすまが
13　  殺さずなせ危きハ逃げよ堅きハ進め禍
※
どになおこうみきおし
14　  人逃げば勿追イそ来ば撃て御酒と食
まみまくなかしばたたか
15　  とハ間を見てそを間与れ中ら時戦ゐ
※
なかしばいこまかざゆはな
16　  せば中ら時憩エまた【真風に弓放ち
※
むかざしはなのこもころ
17　  向風に石放て】と告り訓りの如なしてよ
いくさふなだかれもお
18　  これの戦ハ船漕きならめ故こを以て修
※
ことしとわざはげの
19　  せよ事ハ静かに業ハ激しにと告りた
20　  まイき

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