春藤大友本 九巻 八十四頁 解読テキスト      画像へ

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唐使使臣来
[右]
命に とものを八十たりを ひかせて こしのくにの
みつみ(を)まみに つかわしゝかば たけるの いイし
こと まことに うべなり*****ことまをす かれ 
くにのくにゝゝ しまのしまゝゝに かくなせと の
りこち きよつかみたちを をむとな****
@こゝに からしだのくにのわにきし せむきの をむ
ど はか(るウて) よひへ やまぬゑて しらきくにきて さて
よりしまに わたりきて さてよりゆ たけひのおぢ
[左]
のとに きいりて たけひのたける あきつおほしほきど命 にまを
して みつぎまさむとまをす かれ たける しだくに
のをむど はかるウ を ともなイて たかちほの おほみ
やに まイでてしかゝゝまをす かれ
こやねまかとみの命 ことたまいみべの命 をもイ
かねあすかの命 三はしら」かみ おほみやとこ みいら
かに いでもたましき こゝに からしだのをむど はかるウ
あらかべのあすりに いでき かれ 三はしらのかみ を
 
【注】 @宗像本二十二綴十三章「加羅支那の使者来聘し、諸々の業を乞う」に対応する。
但し、両本の間には大きな相違があり、宗像本の「からしな」がここでは「からしだ」となっている。

 
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