春藤大友本 九巻 八十五頁 解読テキスト      画像へ

▼赤字は春藤による朱筆記入   ▼青字は黒筆記入(春藤)      ▼***は虫食い等(春藤)    ▼@AB…は筆者注位置    ▼宗像本リンク
[右]
@むどの きたるさまを たけひたけるに ことゝイた
まイき たける みこたゑまをしけらく からしだの
をむど まをす やつがきみ からしだわにきし まを
す やからイのくに いしひさしとしに をしものあ
らずからに とよちがはら ゆたけみくにゝ をむど
さしてこイまをす まにゝゝ 五つのたなつたねを
たまイ ぬつくりの おほかみ 五はしらのこりづて
たまエるまにゝゝ をしもの さわなすらめとなま
[左]
きくらイて みくにのをしあじくらエはべらず ま
た やつくりくゝかねにふければあらず みやまこ
たちにしばなべて あめつゆをよぎ はたゝ いわお
ゝ うつぬき そにすむはかり やれ これのとよちが
はらのみづほのくにハ さわなすうつど ことゝゝ
に やつくり をりしき そがエに はたやげしるひと
なくみな[]ゝゝに こゆウ あさゆウ わたゆウを げ
しとなす
あがくにハ ふときハ けものゝかわを げ
 
【注】 @前頁に続き、宗像本二十二綴十三章に対応。
からしだ国王からの嘆願の記事であるが、その内容の趣旨は同じであるものの、その文言は別人が書いたかのようである。

 
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