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[右]
@むどの きたるさまを たけひたけるに ことゝイた
まイき たける みこたゑまをしけらく からしだの
をむど まをす やつがきみ からしだわにきし まを
す やからイのくに いにしひさしとしに をしものあ
らずからに とよちがはら ゆたけみくにゝ をむど
さしてこイまをす まにゝゝ 五つのたなつたねを
たまイ ぬつくりの おほかみ 五はしらのこりづて
たまエるまにゝゝ をしもの さわなすらめとなま |
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[左]
きくらイて みくにのをしあじくらエはべらず ま
た やつくりくゝかねにふければあらず みやまこ
たちにしばなべて あめつゆをよぎ はたゝ いわお
ゝ うつぬき そにすむはかり やかカれ これのとよちが
はらのみづほのくにハ さわなすうつど ことゝゝ
に やつくり をりしき そがエに はたやげしるひと
なくみな[に]ゝゝに こゆウ あさゆウ わたゆウを げ
しとなす
あがくにハ ふときハ けものゝかわを げ |
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【注】 |
@前頁に続き、宗像本二十二綴十三章に対応。
からしだ国王からの嘆願の記事であるが、その内容の趣旨は同じであるものの、その文言は別人が書いたかのようである。 |