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[右]
@しとし ほそきハ しばかわを げしとなす かれ やれ
が わにきし あさゆふになげき かなしみて とよち
がはらの 萬あきのながきのあまつひ みすゑの
あまつみこのみしらすませる みづほのおほみく
にハしも 萬とたるくにゝあり かれ いましやから
イ三十だりを ともなりてゆき くらエ もたエ けし
エとの 三つのちを
あまつみこの みもとねぎて そのこりづてを かし |
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[左]
こみ をそれみまをすと また そエて うみふね つ
くりまをす こゝに 三はしらの命
あまつみこの命の みもとに まイまをす
あまつみこ いとあわれに きこしあげたまイて の
りたまわく をむどのねぎのまにゝゝなせ されど 三
十たりにあらず かれ はじめに 五き十カつたふねを つ
くりて そに
たなたくみかみ 三十はしら たなこりのかみ 三十はし |
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【注】 |
@前頁に続いて宗像本二十二綴十三章に対応。
天津御子は使者の嘆願を承諾して「三はしらの命」を援助指導のため派遣する。 |