春藤大友本 九巻 八十六頁 解読テキスト      画像へ

▼赤字は春藤による朱筆記入   ▼青字は黒筆記入(春藤)      ▼***は虫食い等(春藤)    ▼@AB…は筆者注位置    ▼宗像本リンク
[右]
@しとし ほそきハ しばかわを げしとなす かれ やれ
が わにきし あさゆふになげき かなしみて とよち
がはらの 萬あきのながきのあまつひ みすゑの
あまつみこのみしらすませる みづほのおほみく
にハしも 萬たるくにゝあり かれ いましやから
イ三十だりを ともなりてゆき くらエ もたエ けし
エとの 三つのちを
あまつみこの みもとねぎて そのこりづてを かし
[左]
こみ をそれみまをすと また そエて うみふね つ
くりまをす こゝに 三はしらの命
あまつみこの命の みもとに まイまをす
あまつみこ いとあわれに きこしあげたまイて の
りたまく をむどのねぎのまにゝゝなせ されど 三
十たりにあらず かれ はじめに 五きつたふねを つ
くりて そに
たなたくみかみ 三十はしら たなこりのかみ 三十はし
 
【注】 @前頁に続いて宗像本二十二綴十三章に対応。
天津御子は使者の嘆願を承諾して「三はしらの命」を援助指導のため派遣する。

 
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