春藤大友本 九巻 八十八頁 解読テキスト      画像へ

▼赤字は春藤による朱筆記入   ▼青字は黒筆記入(春藤)      ▼***は虫食い等(春藤)    ▼@AB…は筆者注位置    ▼宗像本リンク
[右]
@びて ふなのかむとり ぜほのあしとり ろかイのつ
くどり いかりあげなして からしだのくに わにき
しのやとこに いたりて たなこりたくみ こゝりた
くみ をしこり あじ けしこりぬの 千ゝのちを まつ
ばらに こりづてまします 七とせに くにのくにゝ
ゝに ほぼかにつらね 十四とせに くにのくにゝゝ
によこだち 二十一とせに くにのくにゝゝ さな
らしゝて 二十一とせたちて
 
 
 
 
 
 
支那
使者
[左]
あまつみこの 八十かみ たせつゝひとつゝのとし
みにとつゝの みなづきの つまとひのくまつゝの
三かひに たけひのおぢのとに みふねつきてゆ た
ゝに たかちほのおほみやに かエりまをしたまイ
き かれ からしだの わにきし よろこびのあまりに
またのをむど***を つかイなさし 四つかぶねに
くさゝゝのみつぎものせて のさにまつるとまをし い
まより いくとしも かわらす みつぎあエむと まを
 
【注】 @前頁に続き、宗像本二十二綴十四章に対応。
からしだ国に渡った天津御子の「たくみ」たちは二十一年間諸々の技術を教えて帰国する。
宗像本にはこの部分の記述はない。
ただ五年後に別の使者がからしだ国の王からの貢物をもってくるという記事になっている。

 
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